-仮面浪人日記-

平凡二流大学生が早稲田を目指す

深夜3時 夢を見て目を覚ます

早稲田大学社会科学部入試日の朝、駅からキャンパスに向かって歩いている。

私はなぜか中学校の制服だった。

駅の改札で中学の頃通っていた学習塾のクラスメイトの岡田さんとすれ違った。「あの人も早稲田受けるんだ」私は思った。

次に仲良くもなかった中学の同級生、伊藤H君に会う。

「大丈夫???」伊藤H君が私に話しかける。私は緊張でかなり強張っていたようだ。

「大丈夫、大丈夫。それよりなんで?」私がいぶかしげに言うと、「そういうことじゃん」と彼は笑って答えた。彼も二浪なのだ。

さらに、高校の同級生で指定校で青学に行ったS君がなぜか後ろを歩いていて「やっぱり早稲田うけるんじゃん」と笑顔で言ってきた。

「嘘はいってないじゃん」私は何かを取り繕うように答える。

S君は続けて「青学は広島にある????が???だよね」と言う。

私はニコニコ笑うだけで、声にはならない返事をしていた。

S君は誰かの付き添いのような雰囲気だった。

 

キャンパスに着くと、「やべー俺今日初日なんだよねー」と私は伊藤H君に話しかける。さらに私は「まあでも1年ぶり3回目の初日だから実質3日目」と笑いながら続けた。

 

 

受験日の夢をみて目を覚ますなんて、初めてだ